宮城県松島 瑞巌寺山内 伊達政宗公嫡孫「光宗公」菩提寺
「天の庭」は松島湾に実在する七福神の嶋を仏の庭として表し、「地の庭」はいのちを意味した「三宝の庭」です。 松島湾は白砂で周囲の山々はコケで表し、「天」と「地」には天水橋がかかり「天の庭」と「地の庭」を結ぶ掛け橋です。
中門をくぐると本堂の前に心字の池で構成された歴史を感じさせる庭があります。 この庭は伊達藩江戸屋敷にあった小堀遠州作の庭を移設したといわれています。心字の池には蓮の花が補陀落山にはモミジとツツジが季節の移ろいを感じさせてくれます。
「三慧殿」の厨子に描かれているバラ、アカンサス、ガーベラ、などをモチーフにして、仏教とキリスト教の出会いによって生まれたバロック的な庭です。
スギ林の中は美しい自然庭園となっています。 スギ林と山野草・コケで構成された庭は禅林の非日常的な空間を作り出しています。