約350年前に造られた⼼字池と観⾳菩薩が住む、
補陀落⼭を中⼼にした庭園があります。
「天の庭」は松島湾に実在する七福神の名を冠した島を仏の庭として表し、「地の庭」は石組でこの世の森羅万象を表しております。
松島湾を⽩砂で、周囲の島々は岩で表し、「天」と「地」には天⽔橋がかかり「天の庭」と「地の庭」を結ぶ掛け橋です。
中⾨をくぐると本堂の前に、⼼字の池で構成された、歴史を感じさせる庭があります。
この庭は伊達藩江⼾屋敷にあった、⼩堀遠州作の庭を移設したといわれています。
⼼字の池には蓮の花が、補陀落⼭にはモミジとツツジが季節の移ろいを感じさせてくれます。
林の中は美しい⾃然庭園となっています。
林と⼭野草・苔で構成された庭は禅林の⾮⽇常的な空間を作り出しています。